第3部のアップを完了 | 医薬品開発のための統計解析

R 、 JMP、Excel を使って、「非線形回帰」、「ロジスティック回帰」、「計数値の解析」が学習できます。

このサイトでは、芳賀敏郎著「医薬品開発のための統計解析」(サイエンティスト社)の理解を支援するPDFファイルを提供しています。
この本(グリーン本)は、第1部、第2部、第3部で構成されています。
今回、Rを使って第3部の内容を学習できるように、PDFファイルをアップしました。スクリプト・ファィルも提供しています。→第3部

「非線形回帰」では、nls関数を使って、指数曲線、Emaxモデル、ロジスティック曲線などのあてはめを行います。非線形最小2乗法の基礎的な解析手順が理解できます。
さらに、ifelseなどの条件分岐を含んだ複雑なモデルのあてはめを行い、効力比、併用効果(相乗効果・拮抗効果)、複数曲線の同時あてはめ、薬物動態などが、Rを使って体験できます。

「ロジスティック回帰」では、glm関数を使って、最尤法による解析手順の基礎が理解できます。
さらに、mle2関数を使って、上限と下限をもつモデル、2本の曲線の同時あてはめによる効力比の解析など、様々なモデルのあてはめが体験できます。

「計数値の解析」では、基本となる2項分布をRで学習できます。また、割合の差、割合の比、オッズ、オッズ比、ロジットなどの推定と検定が、Rを使って理解できます。
また、xtabs関数を使って分割表を作成し、カイ2乗検定、尤度比検定(G検定)、Fisherの正確検定などで解析します。
さらに、glm関数とmultinom関数による名義ロジスティック回帰、polr関数による順序ロジスティック回帰の基礎が理解できます。
(2021年11月20日)